2023年03月10日

令和5年 第9週 (2月27日~3月5日)

【概要】
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が2例ありました。
 そのうち1例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・ウイルス性肝炎(B型)の報告が1例ありました。
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が1例ありました。
・梅毒の報告が2例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、中部地区の66.6人を筆頭に盛岡市・県央・奥州地区で警報レベル(定点当たり患者数30人)を超えています。
 特に外出後の石けんと流水による手洗いをしっかり行い、症状がある場合には、学校や職場には行かずに休養しましょう。
・感染性胃腸炎は、ノロウイルス及びサポウイルスによる集団感染事例が県内の教育保育施設及び高齢者施設で計6例報告されました。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、調理前と食事前、用便後の石けんと流水による手洗いが重要です。
 患者の吐物や便は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系消毒剤で処理しましょう。
・溶連菌咽頭炎は、盛岡市で増加しています。
 主な症状は発熱、全身倦怠感、咽頭痛ですが、急性腎炎を併発することがあります。
 処方された薬は飲みきることが大切です。
 手洗いとうがいの励行と、患者との濃厚接触を避けることで予防しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は前週比530人減の766人でした。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和5年3月10日更新)