2021年10月08日

今週の注目感染症 令和3年・第39週 (9月27日~10月3日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が一関地区から2例ありました。
 本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 用便後の手洗いの励行に加え、食品を介して感染することがあるので、調理前に必ず手洗い(菌をつけない)、生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)、食材を中心までよく加熱(やっつける)の食中毒予防の3原則が重要です。
4類感染症
・E型肝炎の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、県全体で前週より減少しましたが、県央、奥州及び釜石地区、盛岡市で多い状況が続いています。
 本疾患は、例年夏季に、4歳位までの幼児を中心に流行し、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 手洗いは十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は、速やかに受診しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は報告数が4人で、4週連続で大きく減少しました。
 ワクチンには、発症や重症化の予防効果が確認されていますが、接種後でも感染することがあります。
 マスク着用や3密回避等の基本的な感染予防対策を継続しましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年10月8日更新)