2023年08月25日

令和5年 第33週 (8月14日~8月20日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。
4類感染症
・デング熱の報告が1例ありました。
・レジオネラ症の報告が2例ありました。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が1例ありました。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が1例ありました。
・梅毒の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・新型コロナウイルス感染症は増加し、定点あたり患者数は30.42人となり、前週と比べ2倍近く急増しました。
特に奥州地区では60.00人と高い数値でした。
盛岡市、県央、中部、一関、宮古及び久慈地区でクラスターの発生が計14件あり、その内訳は高齢者施設8件、医療施設5件、教育保育施設1件でした。昨年同時期にも患者数の増加が見られ、その影響は9月末頃まで続いたことから注意が必要です。
引き続き、手洗い・咳エチケット等基本的な感染予防対策の確認を行いましょう。
県は有症者の相談や受診先を紹介する「いわて健康フォローアップセンター」や高齢者等宿泊療養施設の運用を継続して行っています。
・ヘルパンギーナは減少し、警報値の6人を下回りましたが、県内全域で発生報告があるため引き続き注意してください。
本症は発熱とのどの痛み、口内に現れる水疱性発疹を主症状とし、乳幼児を中心に夏季に流行するウイルス性の疾患です。
まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎などを合併することがあるので注意が必要です。
予防には患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいを励行することが重要です。
・RSウイルス感染症は減少しましたが、県内の多くの地域で発生報告がありました。
本症は、乳幼児に多く認められる急性呼吸器感染症です。
症状は風邪様から肺炎まで様々ですが、初感染の乳幼児や高齢者では重症化する場合があるので注意が必要です。
予防には咳エチケットや手洗いのほか、ドアノブや玩具の消毒も効果的です。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和5年8月25日更新)