2019年10月25日

今週の注目感染症 令和元年・42週(10月14日~10月20日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が釜石地区から1例ありました。患者は40歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、定点当たり患者数が1.22人となり、流行開始の目安である1.0人を上回りました。
過去10年間で最も早く流行入りしました。
ワクチンは効果が現れるまでに2週間程度かかるため、早めの接種が勧められます。
症状がある場合は、マスクを着用のうえ、早めに受診してください。
・溶連菌咽頭炎は、前週より増加し、盛岡市で警報値(定点当たり患者数8人)を超えました。
本疾患は、発熱や咽頭痛を主症状とする細菌感染症です。
肺炎や腎炎等の合併症を引き起こす場合もあるので、治療の際は医師の指示に従い、抗菌薬を飲みきることが重要です。
予防には、手洗いとうがいの励行、患者との濃厚接触を避けることが重要です。
・台風の被災地では、がれきや泥の撤去時に破傷風等の感染症に罹患しないよう、丈夫な手袋や厚底の靴、マスクやゴーグルを着用することが重要です。
また、作業後は石けんと流水による手洗いを徹底してください。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年10月25日更新)