2021年10月15日

今週の注目感染症 令和3年・第40週 (10月4日~10月10日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が4例ありました。
 そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、奥州地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えました。
 本疾患は、例年夏季に、4歳位までの幼児を中心に流行し、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 手洗いは十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は、速やかに受診しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は4人の新規患者報告がありました。
 全国的に行動規制緩和が行われていますが、感染者がゼロになった訳ではないことに留意が必要です。
 ワクチンには、発症や重症化の予防効果が確認されていますが、接種後でも感染することが確認されています。
 3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を徹底的に避ける、人と人の距離の確保、マスクの着用、手洗い、換気等の基本的な感染予防対策の継続をしましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年10月15日更新)