2022年03月25日

今週の注目感染症 令和4年・第11週 (3月14日~3月20日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が2例ありました。
 2例いずれも潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が一関地区で2例ありました。
 主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があるので注意が必要です。
 食品を介して感染することがあるので、手洗い(特に用便後)の励行に加え、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、ノロウイルスによる集団感染事例が中部地区の教育保育施設で発生しました。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにいことから、調理前と食事前、用便後に石けんと流水による手洗いが重要です。
 患者の吐物や便は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系薬剤で適切に処理しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週の新規患者報告数は1748人でした。
 学校等は春休みを迎えますが、休み中も3密回避など基本的な感染予防対策を行い、発熱や咳など体調不良時は外出せずに医療機関を受診することが大切です。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年3月25日更新)