2020年06月19日

今週の注目感染症 令和2年・24週(6月8日~6月14日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が6例ありました。このうち3例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が一関地区から2例ありました。
患者は、30歳代の男性と60歳代の男性です。
例年、夏にかけて患者が多くなります。
主な症状は、腹痛と下痢、血便で、時に重症化し、 死亡することもあります。
食中毒予防の三原則(つけない、増やさない、やっつける)の徹底 と、ヒトからヒトへの感染を防ぐため、石けんと流水による手洗いが重要です。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が中部地区から1例ありました。
患者は50歳代の男性です。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が中部地区から1例ありました。
患者は90歳代の男性です。
・梅毒の報告が宮古地区から1例ありました。
患者は70歳代の女性です。
・百日咳の報告が釜石地区から1例ありました。
患者は30歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、例年より患者が少ない状態が続いており、第24週の定点あたり患者数は、昨年同時期の4割程度に留まっています。
今後、ヒトとヒトとの接触機会が増えることにより、患者の急増や集団発生が懸念されます。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、県内ではこれまで患者の届出はありません。
本疾患の感染経路は飛沫感染・接触感染 で、肺炎等の重症例も一部見られ、死亡も報告されています。
咳エチケットと手洗い、3密を避けることが最も重要です。
疑われる症状が出た場合には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

新型コロナウイルス感染症に関する情報<岩手県>
  >>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策 パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年6月19日更新)