2021年12月17日

今週の注目感染症 令和3年・第49週 (12月6日~12月12日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
 潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・アメーバ赤痢の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、奥州及び一関保健所管内の保育所等6施設でノロウイルスによる集団感染事例が発生しました。
 集団生活を営む施設では、感染予防対策の再確認が必要です。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが重要です。
 患者の吐物や便は使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系薬剤で適切に処理しましょう。
・インフルエンザの患者報告が1例ありました。
 予防にはワクチン接種とこまめな手洗いが重要です。
 ワクチンは効果が現れるまでに2週間程度かかるため、早めの接種が勧められます。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週の患者報告はゼロでした。
 国内外で新たな変異株(オミクロン株)が確認されています。
 個人の感染予防対策は、3密回避、常時マスクの着用、手洗いなどの徹底が推奨されます。
 年末年始に帰省や旅行を計画する人はしっかりと予防対策を行い、体調不良時は外出を避け、早期に医療機関を受診しましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年12月17日更新)