2020年07月03日

今週の注目感染症 令和2年・26週(6月22日~6月28日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌の報告が県央地区から1例ありました。
患者は、50歳代の女性です。
本疾患は、例年、夏に報告が増えます。
主な症状は、腹痛、下痢、血便で、時に重症化し、死亡することもあります。
少量の菌数でも感染するため、加熱不十分な食肉や生野菜だ けでなく、ヒトからヒトへ、またはヒトから食品への経路で感染が拡大しやすいので、注意が必要です。
食中毒予防の三原則(つけない、増やさない、やっつける)の徹底、石けんと流水による手洗いが重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が県央地区から1例ありました。
患者は60歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が一関地区から1例ありました。
患者は0歳の男の乳児です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・溶連菌咽頭炎は、例年よりも患者が少ない状態が続いています。
しかし、再発したり、何度もかかることがあります。
そのため、処方された薬は飲みきること、患者との濃厚接触を避けること、手洗いやうがいを行うことが重要です。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、県内ではこれまで患者の届出はありません。
本疾患の感染経路は飛沫感染・接触感染 で、肺炎等の重症例も一部見られ、死亡も報告されています。
咳エチケットと手洗い、3密を避けることが最も重要です。
疑われる症状が出た場合には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

新型コロナウイルス感染症に関する情報<岩手県>
  >>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策 パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年7月3日更新)