2020年11月13日

今週の注目感染症 令和2年・45週(11月2日~11月8日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が5例ありました。
      そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症・腸管出血性大腸菌感染症の報告が奥州地区から1例ありました。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・ウイルス性肝炎の報告が県央地区から1例ありました。
 患者は40歳代の男性でB型肝炎でした。
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が中部地区から1例ありました。
 患者は80歳代の女性です。
・梅毒の報告が中部地区から1例ありました。
 患者は50歳代の男性です。
・百日咳の報告が久慈地区から1例ありました。
 患者は10歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、4週続けて報告がありませんでした。
 流行の兆しはみられませんが、ワクチンは効果が現れるまで2週間ほどかかるので早めの接種が勧められます。
 希望される方は医療機関にお問合せください。
・RSウイルス感染症は中部地区で前週より増加しました。
 中部地区では継続して患者が報告されています。
 症状は風邪様症状から肺炎まで様々ですが、初感染の乳幼児や高齢者は重症化することがあるため、注意が必要です。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、11月12日現在、県内で51例報告され、盛岡市で2件のクラスターが発生しました。
 県は市中感染リスクの高まりが懸念されていることから、基本的な感染対策の実施だけでなく、常時マスク着用や8名以上の
会合等の回避を呼び掛けています。
 発熱等の症状が出た時には、「かかりつけ医」や「受診・相談センター」へ、その他は「岩手県新型コロナウイルス相談窓口」までご相談を。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年11月13日更新)