2019年01月25日

今週の注目感染症 平成31年・3週(1月14日~1月20日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が4例ありました。このうち1例は潜在性結核感染症の報告でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・風しんは、関東地方を中心に流行しています。
妊婦の方が感染した場合、先天性風しん症候群も心配されます。
本疾患はワクチンによって予防可能です。
ワクチン接種を希望される方は医療機関にご相談下さい。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、県内の定点あたり患者数が40.03人となり、警報値である30人を超え本格的な流行状態に入りました。
年齢層別では、冬休みが明けてから14歳以下の割合が高くなっており、学級閉鎖等も報告されています。
予防にはこまめな手洗いや体調管理が重要です。
また、急性脳症や肺炎等の合併症を引き起こす場合もあるため、症状がみられる際は早めに医療機関を受診することが勧められます。
・感染性胃腸炎は、盛岡市でノロウイルスによる集団感染事例が報告されました。
予防には、食品に触れる前やトイレ後などの石けんと流水による十分な手洗いと、患者の吐物や便の処理に使い捨ての手袋やマスクを着用し、塩素系薬剤を用いることが重要です。
・伝染性紅斑(リンゴ病)は県央、二戸、久慈、中部及び奥州地区で警報値(定点あたり患者数2人)を超えました。
妊婦の方が感染すると胎児に影響するおそれがあるので注意が必要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成31年1月25日更新)