2021年11月19日

今週の注目感染症 令和3年・第45週 (11月8日~11月14日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、県央地区で1例ありました。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・アメーバ赤痢の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、県央地区及び一関地区の認定こども園でノロウイルスによる集団感染事例が発生しました。
 ノロウイルス等の胃腸炎ウイルスは、消毒用アルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが重要です。
 患者の吐物や便は使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系薬剤で処理しましょう。
・RSウイルス感染症は、宮古地区を中心に増加しました。
 症状は、風邪様症状から肺炎まで様々ですが、初感染の乳幼児や高齢者は重症化しやすいので注意が必要です。
 患者の咳やくしゃみ、ウイルスが付着した手指などから感染するため、咳エチケットや手洗いによる予防が重要です。
・インフルエンザの患者報告が1例ありました。
 手洗いやワクチン接種が予防となりますが、ワクチンは効果が現れるまで2週間ほどかかるので、早めの接種が勧められます。
 なお、新型コロナ等、他のワクチン接種後は、接種間隔を2週間以上空ける必要があることから、希望者は医療機関に相談しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の患者報告は1例ありました。ワクチン接種後でも感染することがある点に留意し、3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を徹底的に避ける、人と人の距離の確保、マスクの着用、手洗い、換気等の基本的な感染予防対策の継続をしましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年11月19日更新)