2020年06月01日

今週の注目感染症 令和2年・21週(5月18日~5月24日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・つつが虫病の報告が二戸地区から1例ありました。今年度1例目の報告で、患者は60歳代の男性です。
つつが虫病の症状は、高熱、発疹、頭痛で、脇の下や内股などの刺咬部には1cmほどのかさぶたができることが特徴です。
東北では、5~6月に患者が多く報告されています。
田畑での作業や山菜取りなど、野外活動の際は、長袖長ズボン の着用、ディートやイカリジンを含む虫よけ剤の使用、帰宅後すぐの入浴と洗濯でダニに刺されない対策を。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が中部地区から1例ありました。
患者は80歳代の男性です。
・百日咳の報告が久慈地区から6例ありました。
患者は10歳代が3人、10歳未満が3人でした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・咽頭結膜熱は、例年、この時期から夏にかけて多くなります。
発熱、咽頭炎、結膜炎を主症状とし、予防は手洗いやうがい、タオルを共用しないことが有効です。
指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、県内ではこれまで患者の届出はありません。
緊急事態宣言は、全都道府県で解除されましたが、今後も引き続き注意が必要です。
本疾患の感染経路は飛沫感染・接触感染で、肺炎等の重症例も一部見られ、 死亡も報告されています。
疑われる症状が出た場合には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。
 新型コロナウイルス感染症に関する情報<岩手県>(各保健所の連絡先)
 >>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策 パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年5月29日更新)