2021年12月10日

今週の注目感染症 令和3年・第48週 (11月29日~12月5日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が3例ありました。
3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、一関保健所管内の認定こども園及び奥州保健所管内の保育園でノロウイルスによる集団感染事例が発生しました。
 本年4月以降、県内の感染性胃腸炎の集団感染は22例となります。
 集団生活を営む施設では、感染予防対策の再確認が必要です。
・溶連菌咽頭炎は、盛岡市を中心に増加しました。
 本疾患の主な症状は発熱、全身倦怠感、咽頭痛で、急性腎炎を併発することがあります。
 症状が改善しても、医師から処方された薬は飲み続けることが大切です。
 手洗いの励行と、患者との濃厚接触を避けることで予防しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週の患者報告はゼロでした。
 国内外で新たな変異株(オミクロン株)が確認されています。
 個人の基本的な感染予防対策は、変異株であっても従来と同様に3密回避、特に会話時のマスクの着用、手洗いなどの徹底が推奨されます。
 年末年始に帰省や旅行を計画する人は、しっかりと予防対策をしましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年12月10日更新)