2020年09月04日

今週の注目感染症 令和2年・35週(8月24日~8月30日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が4例ありました。
そのうち1例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、盛岡市から1例、奥州地区から1例、一関地区から6例、宮古地区から1例の計9例ありました。
 今年累計で47例になりました。
 主な症状は腹痛、下痢、血便ですが、時に重症化し、死亡することもあります。
 ヒトからヒトへの二次感染により、家族内で感染が広がりやすい感染症です。
 食中毒予防の三原則の徹底と石けんと流水による手洗いを励行し、二次感染を防ぐことが重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が県央地区から1例ありました。
 患者は60歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、例年、秋から年末にかけて流行しますが、今年はまだ流行の兆しはみられません。
 初感染の乳幼児と高齢者は重症化しやすい傾向にあるため、注意が必要です。
 感染経路は飛沫および接触感染で、咳エチケットと手洗いの励行が重要です。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、9月3日現在、県内で22例報告されています。
 県外との往来または来県者への応対があった方を発端として、家族や親族が感染した例が複数確認されています。
 疑われる症状が出た時や陽性者との接触が確認された時には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
>>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
(@iwatevscovid19)ID検索またはQRコードから友達追加



【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年9月4日更新)