2020年04月03日

今週の注目感染症 令和2年・13週(3月23日~3月29日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。そのうち1例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が奥州地区から1例ありました。患者は40歳代の女性です。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が奥州地区から1例ありました。患者は80歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・クロイツフェルト・ヤコブ病の報告が県央地区から1例ありました。患者は80歳代の男性です。
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が二戸地区から1例ありました。患者は30歳代の女性です。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が奥州地区から1例ありました。患者は80歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)等
・新型コロナウイルス感染症の県の対応を、岩手県ホームページに掲載しています。
発熱等の風邪症状がある場合は、登校や出勤等の外出を控え、次の方は保健所にご相談ください。
風邪や発熱の症状が4日以上(高齢者、基礎疾患のある 方は2日程)続く方、呼吸困難症状がある方。
念のため、妊婦の方は早めにご相談を。
また、県は東京都、神奈川県、埼玉県から移動後は2週間の外出自粛を呼び掛けています。
欧米等からの帰国者は検疫所 からの要請について確認を。
 新型コロナウイルス感染症に関する情報《岩手県》(各保健所の連絡先)
 >>詳細はこちら
・感染症予防には、手洗いと咳エチケットにより手指の汚染と病原体の飛散を防ぐことが重要です。
 さらに、感染リスクの高まる密閉・密集・密接を避けること、病原体を体内に取り込まないよう顔の周りは不用意に触らないよう注意して ください。
・インフルエンザや感染性胃腸炎は、減少が続いていますが、学校の再開後には患者が増えるおそれがあります。
 集団生 活を営む施設では予防対策の更なる徹底が重要です。


【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年4月3日更新)