2017年09月27日

今週の注目感染症 平成29年・37週(9月11日~9月17日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

2類感染症
・結核の報告が10例ありました。このうち潜在性結核感染症の報告は9例です。

3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は2週続けて減少しましたが、警報値(定点あたり患者数5人)を超えているので、引き続き注意が必要です。
年齢別では1~2歳がおよそ半数を占めています。
手洗いと排泄物の適切な処理を行うこと、患者との濃厚接触やタオルの共用を避けることが重要です。
頭痛、嘔吐、高熱が続く場合は医療機関の受診が勧められます。

・インフルエンザが増加しました。特に県央地区で多くなっています。
例年よりも早い時期から増加しているので注意が必要です。
症状がある場合は咳エチケットを心がけ、早めに受診することが勧められます。
帰宅後の手洗いや体調管理による予防が重要です。

・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、県央地区で注意報値(同3人)を超えました。
ムンプスウイルスによる感染症で、主な症状は耳下腺の腫脹や発熱ですが、髄膜炎や難聴等の合併症を引き起こす場合もあります。
ワクチン接種による予防が効果的です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成29年9月22日更新)