2021年10月29日

今週の注目感染症 令和3年・第42週 (10月18日~10月24日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が3例ありました。
 そのうち1例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が二戸地区から1例ありました。
 用便後の手洗いの励行と、食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、例年秋から冬にかけて流行し、ノロウイルス等による集団感染が増加するので注意が必要です。
 予防には、石けんと流水による手洗い、患者の吐物や便は使い捨て手袋とマスクを着用し、塩素系薬剤による処理が重要です。
・インフルエンザは今週までに患者の報告はありません。
 手洗いやワクチン接種が予防となりますが、ワクチンは効果が現れるまで2週間ほどかかるので、早めの接種が勧められます。
 なお、新型コロナ等、他のワクチン接種後は、接種間隔を2週間以上空ける必要があることから、希望者は医療機関に相談しましょう。
・手足口病は、警報値(定点当たり患者数5人)を超えた地区はありませんでした。
 手洗いは石けんと流水で十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の患者報告数は、前週に続きゼロでした。
 ワクチン接種後でも感染することがある点に留意し、3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を徹底的に避ける、人と人の距離の確保、マスクの着用、手洗い、換気等の基本的な感染予防対策の継続をしましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年10月29日更新)