2020年06月15日

今週の注目感染症 令和2年・23週(6月1日~6月7日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が一関地区から1例ありました。
患者は30歳代の男性です。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・ウイルス性肝炎の報告が県央地区から1例ありました。患者は40歳代の男性です。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が中部地区から1例ありました。患者は40歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・咽頭結膜熱は、前週に続き増加しました。
例年、この時期から夏にかけて多くなります。
発熱、咽頭炎、結膜炎が主症状ですが、原因となるアデノウイルスは流行性角結膜炎や胃腸炎なども引き起こします。
予防には、手洗いやうがい、タオルを共用しないことが有効です。
・溶連菌咽頭炎は、前週より増加しました。
3月以降、例年よりも患者が少ない状態が続いていますが、盛岡市、中部およ び二戸地区で他の地区よりも患者が多くなっています。
主な症状は、発熱、全身倦怠感、咽頭痛で、急性腎炎を併発することもあります。
処方された薬は飲みきることが重要です。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、県内ではこれまで患者の届出はありません。
本疾患の感染経路は飛沫感染・接触感染 で、肺炎等の重症例も一部見られ、死亡も報告されています。
咳エチケットと手洗い、3密を避けることが最も重要です。
疑われる症状が出た場合には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

新型コロナウイルス感染症に関する情報<岩手県>
  >>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策 パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年6月12日更新)