2022年09月23日

今週の注目感染症 令和4年・第37週 (9月12日~9月18日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が9例ありました。
 そのうち4例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が2例ありました。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・ウイルス性肝炎(A型及びE型肝炎を除く)の報告が1例ありました。
・水痘(入院例)の報告が1例ありました。
・梅毒の報告が1例ありました。
・破傷風の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は盛岡市、県央、久慈、二戸の4地区で警報値(定点当たり患者数5人)を超えました。
 まれに髄膜炎や脳炎を併発する場合があり、頭痛、嘔吐、高熱が続く場合は早期に受診しましょう。
 飛沫及び接触感染のほか、便中に排出されたウイルスからも感染します。
 手洗いをしっかり行い、患者との濃厚接触やタオルの共用を避けることが重要です。

・感染性胃腸炎は、奥州地区の保育所でヒトパレコウイルスによる集団感染事例が発生しました。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが重要です。

・RSウイルス感染症は久慈、二戸地区で増加しました。
 症状は軽い風邪様から重い肺炎まで様々あり、特に乳幼児と高齢者は重症化しやすいので注意が必要です。
 手洗いと咳エチケットで予防しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は3475人で、前週比1671人減でした。
 場面に応じたマスクの着用、手指衛生、換気、三密回避など基本的な感染対策を継続しましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年9月23日更新)