2020年09月11日

今週の注目感染症 令和2年・36週(8月31日~9月6日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が2例ありました。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、久慈地区から1例ありました。
 今年これで48例になりました。
4類感染症
・E型肝炎の報告が釜石地区から1例ありました。
 患者は40歳代の男性です。
・レジオネラ症の報告が中部地区から1例ありました。
 患者は60歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が一関地区から1例ありました。
 患者は50歳代の女性です。
・百日咳の報告が久慈地区から2例ありました。
 患者は10歳代の男性と5~9歳の女児です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・溶連菌咽頭炎は前週より増加しました。
 例年、この時期から冬にかけて患者が増えます。
 主な症状は発熱、咽頭痛、全身倦怠感で、感染経路は飛沫および接触感染です。
 再発や急性腎炎の併発を防ぐため、処方された抗菌薬は医師の指示通りに飲みきることが重要です。
・RSウイルス感染症は、例年、秋から年末にかけて流行しますが、今年はまだ流行の兆しはみられません。
 初感染の乳幼児と高齢者は重症化しやすい傾向にあるため、注意が必要です。
 感染経路は飛沫および接触感染で、咳エチケットと手洗いの励行が重要です。
・突発性発疹は、6月以降、例年よりも報告が多くなっています。
 2歳ごろまでにほぼすべての乳幼児が罹患するウイルス性の疾患で、発熱と解熱後の発疹が特徴です。

〇指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、9月10日現在、県内で23例報告されています。
 疑われる症状が出た時や陽性者との接触が確認された時には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年9月11日更新)