2022年04月08日

今週の注目感染症 令和4年・第13週 (3月28日~4月3日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が5例ありました。
 そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、サポウイルスによる集団感染事例が県央地区の保育所で、ノロウイルスによる集団感染事例が中部地区の保育所で発生しました。
 胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくく、調理前と食事前、用便後の石けんと流水による手洗いが重要です。
 患者の吐物や便は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系薬剤で適切に処理しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週の新規患者報告数は1552人でした。
 新たに確認されたクラスターは教育保育施設が8件と最多で、職場5件、学校4件、スポーツ活動4件と続きます。
 学校等は新学期が始まり、クラブ活動も行われるようになります。
 本年1月以降の感染者は10代以下に多い傾向があり、感染再拡大が危惧されます。
 飛沫防止効果の高い不織布マスク等を正しく着用し、こまめな手洗い、手指消毒、3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を回避するなど基本的な感染対策は継続する必要があります。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年4月8日更新)