2019年05月10日

今週の注目感染症 平成31年・17週(4月22日~4月28日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が5例ありました。このうち2例は潜在性結核でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が久慈地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が奥州地区から1例ありました。患者は70歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・溶連菌咽頭炎は、盛岡市、釜石地区及び二戸地区で警報値(定点あたり患者数8人)を超えまし た。
主な症状は、発熱、全身倦怠感、咽頭痛であり、感染経路は飛沫及び接触感染です。
予防に は、手洗いやうがい、患者との濃厚接触を避けることが重要です。
・インフルエンザは、3週続けて増加しました。学校等休業措置も報告されています。
予防対策の 基本である流水とせっけんによる手洗い、咳やくしゃみ等の症状がある場合の飛沫感染対策として、咳エチケットが重要です。
・大型連休中に海外へ渡航し、帰国後に体調が悪くなった場合には、受診の際に渡航歴を伝えることが重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年5月9日更新)