2020年04月24日

今週の注目感染症 令和2年・16週(4月13日~4月19日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が1例ありました。潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が大船渡地区から1例ありました。患者は60歳代の女性です。
4類感染症 ・E型肝炎の報告が一関地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。
・レジオネラ症の報告が宮古地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が盛岡市から1例ありました。患者は50歳代の男性です。
・百日咳の報告が奥州地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は前週より増加しました。患者の吐物や便は塩素系薬剤を用いた適切な処理が重要です。
指定感染症
・新型コロナウイルス感染症の県の対応を、岩手県ホームページに掲載しています。
発熱等の風邪症状がある場合は出勤や外出を控えること、感染が疑われる症状が出た場合には保健所に相談してから医療機関を受診することが、感染を拡 大させないために重要です。
  新型コロナウイルス感染症に関する情報《岩手県》(各保健所の連絡先)
 >>詳細はこちら
・県は、旅行や帰省により都道府県をまたいで人が移動すること、県外から来た方は2週間の平日夜間や週末の外出について、いずれも不要不急のものは控えるよう呼びかけています。
特に、繁華街の接客を伴う飲食店等への外出を自粛の対象としています。
・感染症予防には、手洗いと咳エチケットにより手指の汚染と病原体の飛散を防ぐことが重要です。
さらに、感染リスク の高まる密閉・密集・密接を避けること、病原体を体内に取り込まないよう顔の周りは不用意に触らないよう注意してください。


【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年4月23日更新)