2020年09月26日

今週の注目感染症 令和2年・38週(9月14日~9月20日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症・結核の報告が3例ありました。そのうち2例は潜在性結核感染症です。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が盛岡市から9例および一関地区から 3例ありました。
 主な症状は腹痛、下痢、血便ですが、時に重症化して死亡することもあります。
 少量の菌数でも感染するため、一人の患者から家族内や保育所等で感染が広がりやすいことが特徴です。
 食中毒予防三原則の徹底と、石けんと流水による手洗いでヒトからヒトへの感染を防ぐことが重要です。
4類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・播種性クリプトコックス症の報告が中部地区から1例ありました。
 患者は70歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、県内の定点医療機関からの報告は、今シーズンまだありません。
 ワクチン接種は10月から開始されます。
 65歳以上の方、医療従事者、基礎疾患のある方、妊婦、小学校低学年までの小児は早めのワクチン接種が勧められます。
 接種を希望される方は、医療機関にお問い合わせください。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、9月25日現在、県内で23例報告されています。
 疑われる症状が出た時や陽性者との接触が確認された時には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年9月26日更新)