2021年10月01日

今週の注目感染症 令和3年・第38週(9月20日~9月26日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が3例ありました。
 そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が一関地区から1例、久慈地区から1例ありました。
本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
食品を介して感染することがあるので、調理前に必ず手洗い(菌をつけない)、生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)、食材を中心までよく加熱(やっつける)の食中毒予防の3原則が重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は、県央地区及び盛岡市で警報値(定点あたり患者数5人)を超えました。
 本疾患は、夏季に4歳位までの幼児を中心に流行し、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 手洗いは十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は、速やかに受診しましょう。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症は、この週は13人の新規患者報告があり、3週連続で報告数が大きく減少しました。
 ワクチンには、発症や重症化の予防効果が確認されていますが、接種後でも感染することがあります。
 マスク着用や3密回避等の基本的な感染予防対策を継続しましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和3年10月1日更新)