2020年07月31日

今週の注目感染症 令和2年・30週(7月20日~7月26日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が1例ありました。潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症は、県央地区から4例、奥州地区から2例、二戸地区から2例の計8例の報告がありました。
本疾患は、例年、夏に報告が増えます。
主な症状は、腹痛、下痢、血便ですが、重症化し、死亡する場合もあります。
少ない菌数でも感染するため、食品からだけでなく、ヒトからヒトへ、特に家族内や保育所等で感染が広がりやすいことが特徴です。
食中毒予防の三原則の徹底、石けんと流水による手洗いが重要です。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が大船渡地区から1例ありました。
患者は50歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が宮古地区から1例ありました。
患者は60歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・今週は大きな変動はありませんでした。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症の県内初の報告が、7月29日に2例ありました。
咳エチケットと手洗い、3密を避けることが最も重要です。
さらに、夏休みを迎え、人の移動が増えることが懸念されます。
他の都道府県との往来の際には、関係自治体の要請を確認し、新しい生活様式の実践、外出先や行動の記録、接触確認アプリの活用など、感染予防に努めてください。
疑われる症状が出た時や陽性者との接触が確認された時には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

新型コロナウイルス感染症に関する情報<岩手県>
  >>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策 パーソナルサポート」
(@iwatevscovid19) ID検索またはQRコードから 友達追加



【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年7月31日更新)