2020年02月14日

今週の注目感染症 令和2年・6週(2月3日~2月9日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が5例ありました。このうち2例は潜在性結核菌感染症でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・後天性免疫不全症候群の報告が一関地区から1例ありました。患者は50歳代の男性です。
・侵襲性インフルエンザ菌感染症の報告が県央地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、前週より減少しました。
医療機関の簡易キットによる検査ではB型が増加しています。
一度かかった人でも再び他の型にかかる場合があるため、引き続き注意が必要です。
発熱等の症状がある際は、登校や出勤をせずに受診することが勧められます。
普段からの咳エチケット、石けんと流水による 手洗いが重要です。
・咳エチケットとは、咳やくしゃみの際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖で口や鼻を覆い、病原体の飛散を防ぐことです。
手で口や鼻をおさえると、触ったドアノブ等が病原体で汚染され、感染の原因となります。
また、マスクの着用は鼻からあごまでを覆い、隙間なく着けることが重要です。
・新型コロナウイルス感染症について、岩手県の対応を岩手県HPに掲載しています。また、湖北省及び浙江省 に滞在歴のある方やそれらの方と接触した方、または患者と接触があった方で、熱や咳等の症状がある場 合は、まず保健所にご相談ください。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年2月14日更新)