2020年08月28日

今週の注目感染症 令和2年・34週(8月17日~8月23日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が5例ありました。
 そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、県央、奥州、宮古、久慈および二戸地区から1例ずつありました。
 本疾患は、例年、夏に報告が増えます。
 主な症状は腹痛、下痢、血便ですが、時に重症化し、死亡することもあります。
 食中毒予防の三原則の徹底と石けんと流水による手洗いを励行し、ヒトからヒトへの二次感染を防ぐことが重要です。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・アメーバ赤痢の報告が県央地区から1例ありました。
 患者は40歳代の男性です。
・梅毒の報告が盛岡市から1例ありました。
 患者は30歳代の男性です。
・百日咳の報告が久慈地区から1例ありました。
 患者は10歳の男児です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・夏休みが終わり、学校等での集団生活が再開すると、感染症が流行しやすくなります。
 手洗いやマスク着用などの咳エチケットをはじめとした基本的な予防対策の徹底が重要です。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、8月27日現在、県内で19例報告されています。
 年齢層別では40歳代が6例、20歳代が4例、60歳代が3例の順に多くなっています。
 県外との往来または来県者への応対があった方を発端として、家族や親族が感染した例が複数確認されています。
 疑われる症状が出た時や陽性者との接触が確認された時には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年8月28日更新)