2019年01月11日

今週の注目感染症 平成31年・1週(12月31日~1月6日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・腸チフスの報告が盛岡市から1例ありました。患者は40歳代の女性です。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が大船渡地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・風しんは、関東地方を中心に流行しています。
妊婦の方が感染した場合、先天性風しん症候群も 心配されます。
本疾患はワクチンによって予防可能です。ワクチン接種を希望される方は医療機 関にご相談ください。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは県全体の定点あたり患者数が13.09人となり、注意報値である10人を超えまし た。
今後、本格的な流行状態に入るものと見込まれるため注意が必要です。
症状がある場合は早 めに受診し、抗インフルエンザ薬の投与を受けることが勧められます。
こまめな手洗いや体調管 理による予防と咳エチケット(咳をする際はマスクやハンカチで鼻と口を覆うなど)が重要で す。
・感染性胃腸炎は減少しましたが、例年冬季に患者数及び集団発生事例が増加するため注意が必要です。
予防には石けんと流水による十分な手洗いと、患者の吐物や便は使い捨ての手袋やマスクを着用して塩素系薬剤で処理することが重要です。
・海外へ渡航し、帰国後に体調が悪くなった場合は、受診の際に渡航歴を伝えることが重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成31年1月9日更新)