2019年10月18日

今週の注目感染症 令和元年・41週(10月7日~10月13日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が盛岡市と中部地区から1例ずつありました。
患者はそれぞれ10歳代の女性と50歳代の男性です。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が一関地区から1例ありました。患者は60歳代の女性です。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは前週より増加し、県央や奥州地区で報告が多くなっています。
例年より早期に流行入りすることも考えられます。早めのワクチン接種が勧められます。
症状がある場合は、マスクを着用のうえ、早めの受診を。
・溶連菌咽頭炎は、盛岡市で警報値(定点当たり患者数8人)を超えました。
本疾患は、発熱や咽頭痛を手足口病主症状とする細菌感染症です。
治療の際は、医師の指示に従い、抗菌薬を飲みきることが重要です。
予防には、手洗いとうがいの励行、患者との濃厚接触を避けることが重要です。
・手足口病は、宮古地区で2週続けて警報値(同5人)を超えました。
予防には、患者との濃厚接触やタオルの共用を避け、手洗いを励行することが重要です。
・台風の被害を受けた地域では、瓦礫や泥の撤去時に感染症に罹患しないよう、丈夫な手袋や厚底の靴、マスク等を着用することが重要です。
また、作業後は石けんと流水による手洗いを徹底してください。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年10月18日更新)