2020年10月09日

今週の注目感染症 令和2年・40週(9月28日~10月4日)

1類感染症・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が4例ありました。
 そのうち3例は潜在性結核感染症です。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が盛岡市から2例ありました。
 今年累計で67例になりました。
4類感染症
・つつがむし病の報告が中部地区から1例ありました。
 患者は60歳代の女性です。
・レジオネラ症の報告が盛岡市から1例ありました。
 患者は50歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が大船渡地区から1例ありました。
 患者は70歳代の男性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、盛岡市の保育園で、9月に2件の集団感染事例がありました。
 例年、秋から冬にかけて患者が増加します。
 保育園などの集団生活を営む施設では感染が広がりやすいので、感染対策の再確認が必要です。
 ウイルス性胃腸炎の場合、石けんと流水による手洗いの励行のほか、吐物や便の処理、ドアノブや手すりなどの周囲の消毒には、塩素系薬剤を用いることが重要です。
・インフルエンザは、県内の定点医療機関からの報告は、今シーズンまだありません。
 65歳以上の方、医療従事者、基礎疾患のある方、妊婦、小学校低学年までの小児は早めのワクチン接種が勧められます。
 接種を希望される方は、医療機関にお問い合わせください。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、10月8日現在、県内で24例報告されています。
 疑われる症状が出た時や陽性者との接触が確認された時には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

 岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報
>>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
(@iwatevscovid19)ID検索またはQRコードから友達追加



【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年10月9日更新)