2022年08月19日

今週の注目感染症 令和4年・第32週 (8月8日~8月14日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
 潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が7例ありました。
 本疾患の主な症状は腹痛や下痢、血便ですが、急性腎不全や脳症を引き起こして死に至る場合があります。
 手洗い(特に用便後)の励行と食中毒予防の3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が重要です。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が2例ありました。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が1例ありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・手足口病は夏季に幼児を中心に流行するウイルス性疾患で、口の中や手足に水疱性の発疹が現れます。
 稀に髄膜炎を併発する場合があるので、高熱や嘔吐などの症状がある場合は速やかに受診しましょう。
 手洗いは流水と石鹸で十分に行い、タオルの共用を避けることが大切です。
・ヘルパンギーナは、38℃以上の突然の発熱と喉の痛み、口内に現れる小さな水疱性の発疹などを主症状とするウイルス性疾患です。
 手足口病と同様の予防が大切です。

〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は7786人で、前週比927人増でした。
 場面に応じたマスクの着用、手指衛生、換気、三密回避など基本的な感染対策を継続する必要があります。
 学校は新学期が始まります。
 体調不良時は外出せず、医療機関に電話の上で早期に受診しましょう。

「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和4年8月19日更新)