2020年07月17日

今週の注目感染症 令和2年・28週(7月6日~7月12日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が1例ありました。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症は、県央地区から2例、奥州地区から3例、中部地区から1例の計6例の報告がありました。
本疾患は、例年、夏に報告が増えます。主な症状は、腹痛、下痢、血便ですが、重症化し、死亡する場合もあります。少ない菌数でも感染するため、食品からだけでなく、ヒトからヒトへ、特に家族内や保育所等で感染が広がりやすいことが特徴です。
食中毒予防の三原則の徹底、石けんと流水による手洗いが重要です。
4類感染症
・E型肝炎の報告が大船渡地区から1例ありました。
患者は30歳代の男性です。
・レジオネラ症の報告が宮古地区から1例ありました。
患者は70歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が一関地区から1例ありました。
患者は60歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・水痘は久慈地区で警報値(定点あたり患者数2人)を超えました。
水痘患者のほか、帯状疱疹患者も感染源となり、罹患歴がなくワクチン未接種の場合、重症化や合併症により入院が必要となることもあります。
ワクチン接種は2回行うことで効果が高まり、罹患または重症化を予防することができます。

指定感染症
・新型コロナウイルス感染症は、県内ではこれまで患者の届出はありません。
本疾患の感染経路は飛沫感染・接触感染 で、肺炎等の重症例も一部見られ、死亡も報告されています。
咳エチケットと手洗い、3密を避けることが最も重要です。
疑われる症状が出た場合には「帰国者・接触者相談センター」に御相談ください。

新型コロナウイルス感染症に関する情報<岩手県>
  >>詳細はこちら

「岩手県-新型コロナ対策 パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年7月17日更新)