2019年12月06日

今週の注目感染症 令和元年・48週(11月25日~12月1日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・レジオネラ症の報告が大船渡地区から1例ありました。患者は80歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・アメーバ赤痢の報告が盛岡市から1例ありました。患者は50歳代の男性です。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が宮古地区から1例ありました。患者は60歳代の男性です。
・水痘(入院例)の報告が、盛岡市から1例ありました。患者は50歳代の女性です。
・梅毒の報告が盛岡市から1例ありました。患者は60歳代の男性です。今年これで26例となりました。
・百日咳の報告が奥州及び釜石地区から1例ずつありました。それぞれ患者は10歳代の女性と60歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、二戸地区で注意報値(定点あたり患者数10人)を超えました。
流行の中心は小中学生で、学 校等休業措置は、9月以降40件報告されています。
予防には、ワクチン接種、帰宅後等の手洗い、症状がある場合 は医療機関を受診する、咳エチケット(マスクをする、咳やくしゃみをする際はティッシュ等で口や鼻を覆う) などで周囲への感染を防ぐことが重要です。
・感染性胃腸炎は、前週より増加しました。
ノロウイルス、サポウイルス及びアデノウイルスによる集団感染事例 の報告が相次いでおり、集団で生活を営む施設での感染予防対策の徹底が必要です。
せっけんと流水による手洗い、患者の吐物や便の塩素系薬剤を用いた適切な処理が重要です。
・溶連菌咽頭炎は、盛岡市で警報値(同8人)を超えました。
発熱や全身倦怠感、咽頭痛などの症状がある場合は、 インフルエンザと同様の対策を取り、医療機関を受診してください。


【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年12月6日更新)