2020年01月31日

今週の注目感染症 令和2年・4週(1月20日~1月26日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が3例ありました。そのうち潜在性結核菌感染症が1例ありました。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が奥州地区から1例ありました。患者は50歳代の男性です。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が宮古地区から1例ありました。患者は70歳代の女性です。
・百日咳の報告が釜石地区から1例ありました。患者は40歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、冬休み期間の定点あたり患者数は15人前後で推移していましたが、この週は18.45 人と増加しました。
引き続き注意が必要です。
また、この週の年齢層別は15歳未満が70%を占めてい るほか、60歳以上も多くなっています。
発熱等の症状がある際は、登校や出勤をせずに受診すること が勧められます。
普段からの咳エチケットや手洗い等の感染対策が重要です。
・感染性胃腸炎は、盛岡市の保育園等で集団感染事例が続発し、患者の多い状況が続いています。
大船 渡地区でも増加しています。
石けんと流水による手洗いの徹底と、患者の吐物や便の処理には、使い 捨て手袋やマスク、塩素系薬剤を使用することが重要です。
・新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者が、国内でも発生しています。
手洗いや咳エチケットなど 基本的な感染対策が重要です。
武漢から帰国・入国した方やそれらの方と接触した方で、熱や咳等の 症状がある場合は、保健所にご相談ください。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年1月31日更新)