2018年05月11日

今週の注目感染症 平成30年・18週(4月30日~5月6日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症は、中部地区で1例報告がありました。平成25年からこれまでに62例の報告があり、年齢層別では、45例が65歳以上です。重症化のリスク軽減には「高齢者の肺炎球菌感染症」の定期予防接種が効果的です。
・麻しん(はしか)は、ワクチンによって予防できる感染症です。県内では平成24年以降報告がありませんが、沖縄県と愛知県では外国人観光客から持ち込まれた麻しんをきっかけに感染が広がっています。
症状がある場合には、あらかじめ受診する医療機関にお問い合わせください。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、前週に続き県全体で減少しましたが、宮古地区では注意報値(定点当たり患者数10人)を超えています。
予防には、接触感染対策としての手洗いの徹底と、飛沫感染対策としての咳エチケットが重要です。
・伝染性紅斑は、宮古地区で警報値(同2人)を超えました。3月中旬から多い状況が続いています。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年5月11日更新)