2018年04月09日

今週の注目感染症 平成30年・13週(3月26日~4月1日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が3例ありました。そのうち1例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・アメーバ赤痢の報告が盛岡市から1例ありました。
・梅毒の報告が盛岡市から1例ありました。
・百日咳の報告が一関地区から1例ありました。患者は8歳の女児です。今年12例目です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・学期のスタートとともに、学校や施設などの集団生活の場では感染性胃腸炎やインフルエンザなどの集団発生が起こる可能性があります。
 手洗いやうがいなど、基本的な感染予防対策の再確認に努めましょう。

・インフルエンザは、前週より減少しましたが、盛岡市、県央、奥州、釜石および二戸地区で注意報値(定点当たり患者数10人)を超えています。
 過去には患者数が一時減少した後、再び増加に転じた年もあり、今後も引き続き注意が必要です。
 マスクの着用をはじめとしたせきエチケットで感染拡大を防ぐこと、手洗いや体調管理により予防することが重要です。

・伝染性紅斑は、宮古地区で警報値(同2人)を超えました。宮古地区では3週前から流行が続いています。
 本疾患は小児を中心にみられ、両頬に紅斑が、四肢にはレース状の紅斑が現れます。
 例年、春から初夏にかけて流行がみられるので注意が必要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年4月6日更新)