2020年01月17日

今週の注目感染症 令和2年・1週(12月30日~1月5日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が県央地区から1例ありました。患者は60歳代の女性です。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が奥州地区から1例ありました。患者は90歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・第1週は年末年始で休診の医療機関が多く、患者数は全体的に少なくなっています。
・インフルエンザは、県内すべての地区で注意報値(定点あたり患者数10人)を超えています。
ウイルスは発症前日から発症後3~7日間排出されると言われています。
発熱等の症状がある場合は、登校や出勤を無理にせず医療機関を受診すること、症状の有無に関わらず、人混みへの外出を控えること、普段からの咳エ チケット(マスクを正しくつける、咳やくしゃみの際はティッシュや袖で口や鼻を覆う)や手洗い等の感 染対策が重要です。
・新学期が始まり、学校等での集団生活が再開されると、インフルエンザやウイルス性胃腸炎が流行する可能性が高まります。
特にインフルエンザは、今シーズン流行の中心が小中学生のため、更なる拡大が懸念されます。
手洗いや、咳エチケットなどの基本的な感染予防対策を。
・海外へ渡航し、帰国後に体調が悪くなった場合は、医療機関に問い合わせのうえ、渡航歴を伝えて受診することが大切です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年1月15日更新)