2018年01月19日

今週の注目感染症 平成30年・2週(1月8日~1月14日)

1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

2類感染症
・結核の報告が5例ありました。このうち潜在性結核感染症の報告は3例です。

3類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザはすべての地区で前週より増加し、釜石、宮古、久慈地区では警報値(定点あたり患者数30人)を超えました。
今シーズンは60歳以上の患者の割合が多く、老人福祉施設等での感染拡大に注意が必要です。
発熱、全身倦怠感、頭痛、関節痛などの症状がある場合は咳エチケットを心掛け、早めに受診することが勧められます。
帰宅後の手洗いや体調管理による予防が重要です。

・感染性胃腸炎は、久慈地区及び盛岡市の保育所からノロウイルスによる集団感染事例の報告がありました。
少ないウイルス量で感染するので注意が必要です。
石けんと流水による十分な手洗いを行うこと、患者の吐物や便は使い捨ての手袋やマスクを着用し、塩素系薬剤で処理することが重要です。

・溶連菌咽頭炎は盛岡市で警報値(同8人)を超えました。
予防には手洗いやうがい、患者との濃厚接触を避けることが重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年1月19日更新)