令和2年・3週～インフルエンザ、感染性胃腸炎～

今週の注目感染症 令和2年・3週(1月13日～1月19日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症（全数把握対象疾患）
・梅毒の報告が一関地区から1例ありました。患者は50歳代の男性です。
・百日咳の報告が中部地区から2例ありました。患者は40歳代と60歳代の女性です。

5類感染症（定点把握対象疾患）
・インフルエンザは、多くの地区で注意報値（定点あたり患者数10人）を超えています。
学校等閉鎖措 置は1週間で26件の報告がありました。
現在、Ａ型が流行の主流ですが、医療機関の簡易キットによる 検査結果では、Ｂ型も報告されています。
Ａ型にかかった人が、その後Ｂ型にもかかる場合があるので、引き続き注意が必要です。
発熱等の症状がある際は、登校や出勤をせずに受診することが勧められます。
症状の有無に関わらず、普段からの咳エチケットや手洗い等の感染対策が重要です。
・感染性胃腸炎は、盛岡市で患者が多くなっています。
保育所での集団感染事例が盛岡市を中心に6件報 告があり、ノロウイルスやサポウイルスが検出されています。
集団生活を営む施設では、感染予防対 策の再確認を。
石けんと流水による手洗いの徹底と、患者の吐物や便を処理する際は、使い捨て手袋 やマスクを着用し、塩素系薬剤を使用することが重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和2年1月24日更新）