2018年07月27日

今週の注目感染症 平成30年・29週(7月16日~7月22日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。

2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。

3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症は、O157、O26などの報告が3例ありました。
幼児や高齢者、抵抗力が弱い方は重症化しやすいので、注意が必要です。
また、少ない菌量で感染するので、食中毒予防の徹底と手洗いで二次感染を防ぐことが重要です。

4類感染症 ・E型肝炎の報告が、盛岡市から1例ありました。患者は70歳代の男性です。
・レジオネラ症の報告が、中部地区から1例ありました。患者は40歳代の男性です。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・水痘(入院例)の報告が、盛岡市から1例ありました。患者は10歳代の女性です。
・梅毒の報告が1例ありました。今年これで17例です。2017年は、1年間で16例の報告がありました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・RSウイルス感染症は、中部、奥州及び宮古地区で報告数が多くなっています。
 咳やくしゃみ、ウイルスが付着した手指などを介して感染するので、咳エチケットや手洗いによる予防が重要です。
・手足口病は、釜石地区で5月下旬から報告が多くなっています。
 予防には、患者との濃厚接触を避けること、手洗いを十分に行うことが重要です。
 頭痛、嘔吐、高熱が続く場合は医療機関の受診が勧められます。
・夏休みを利用して海外へ渡航する方は、海外で感染症にかからないために、正しい知識や予防法を身に付ける必要があります。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年7月27日更新)