2019年06月28日

今週の注目感染症 令和元年・25週(6月17日~6月23日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
・つつが虫病等のダニが媒介する感染症に注意が必要です。
野山や田畑等で活動する際は肌の露出を少なくし、ディートやイカリジンを含む虫よけ剤を使用するなど、ダニに咬まれないよう対策を。
また、帰宅後は速やかに入浴し、体を洗い流すことが重要です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が中部地区から1例ありました。患者は70歳代の男性です。
・梅毒の報告が一関地区から1例ありました。患者は70歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は前週より減少しましたが、ノロウイルスによる集団感染が保育所等で8件発生し ました。
今年度の集団発生件数は、昨年度同期と比較してかなり多くなっています。
集団生活を 営む施設では、感染防止対策の再確認が必要です。
患者の吐物や便にはウイルスが大量に含まれているため、感染源となります。
塩素系薬剤で適切に処理することが重要です。
・手足口病が全国で流行しており、注意が必要がです。
本疾患は、口の中や手足に水疱性の発疹が現れるウイルス感染症であり、幼児を中心に夏季に流行します。
予防には、患者との濃厚接触や タオルの共用を避け、手洗いを励行することが重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年6月28日更新)