2019年02月22日

今週の注目感染症 平成31年・7週(2月11日~2月17日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が3例ありました。このうち2例は潜在性結核感染症の報告でした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が中部地区から1例ありました。患者は30歳代の女性です。
・風しんは関東地方を中心に流行しています。
妊婦の方が感染した場合、先天性風しん症候群も心配されます。
本疾患はワクチンによって予防可能です。
ワクチン接種を希望される方は医療機関にご相談下さい。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、前週より減少しましたが、二戸地区では増加し警報値(定点あたり患者数30人)を超えました。
久慈地区を除く8地区でも注意報値(同10人)を超えているので、引き続き注意が必要です。
予防にはこまめな手洗いや体調管理、咳エチケットによる感染予防のほか、医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐため、症状がみられる場合は訪問を自粛するなどの対策が重要です。

・感染性胃腸炎は盛岡市でノロウイルスによる集団感染事例が2例報告されました。
予防には十分な手洗いと、患者の吐物や便の適切な処理が重要です。

・伝染性紅斑(リンゴ病)は減少しましたが、久慈地区では2週続けて警報値(同2人)を超えています。
妊婦の方は感染すると胎児に影響することがあるので注意が必要です。

・3月1日から7日は子ども予防接種週間です。
4月からの入園、入学に備えて必要な予防接種をすませ、病気を未然に防ぎましょう。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成31年2月22日更新)