2019年12月20日

今週の注目感染症 令和元年・50週(12月9日~12月15日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。そのうち1例は潜在性結核の報告です。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告が県央地区から1例ありました。患者は40歳代の女性です。
・百日咳の報告が釜石地区から3例ありました。今年これで61例になりました。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザは、県内の定点あたり患者数が11.39人となり注意報値(定点あたり患者数10人)を超えました。
流行の中心は小中学生で、学校等休業措置は、今シーズン100件報告されています。
予防には、ワクチン接種、帰宅後等の手洗い、症状がある場合は医療機関を受診することが勧められます。
ウイルスは発 症前日から発症後3~7日間排出されると言われています。
症状がある時だけでなく、解熱後も外出を控え、マスクの正しい着用(鼻からあごまでを覆い、隙間なくつける)などの咳エチケットで周囲への感染を防ぐことが重要です。
・冬休みを利用して海外へ渡航する方は、海外で注意すべき感染症について、正しい知識と予防法を身に付ける必要があります。
渡航先の情報は厚生労働省検疫所や外務省のホームページで確認することができます。
また、冬休みは、帰省等外出の機会が多くなります。
急な発熱等に備え、居住地や帰省先の休日救急 当番医や夜間診療所の確認を。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和元年12月20日更新)