2018年05月18日

今週の注目感染症 平成30年・19週(5月7日~5月13日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が3例ありました。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
4類感染症
・つつが虫病の報告が二戸地区から1例ありました。
本疾患はダニ類が媒介する感染症であり、これからの時期は注意が必要です。
発熱、発疹、頭痛等の症状のほか、皮膚に特徴的な刺し口がみられた場合は、早期の受診が勧められます。
また、野外で活動する際は、肌の露出をさける、帰宅後すぐに入浴するなど、ダニに刺されない対策をとることが重要です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性インフルエンザ菌感染症の報告が1例ありました。
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が2例ありました。
・百日咳の報告が1例ありました。
・麻しん(はしか)は、ワクチンによって予防できる感染症です。
県内では平成24年以降報告がありませんが、沖縄県と愛知県では外国人観光客から持ち込まれた麻しんをきっかけに感染が広がっています。
症状がある場合は、あらかじめ受診する医療機関にお問い合わせください。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、大船渡及び県央地区でノロウイルスによる集団感染事例が発生しました。
予防には、石けんと流水による十分な手洗いと、塩素系薬剤での、患者の吐物や便の適切な処理が重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年5月18日更新)