2018年08月17日

今週の注目感染症 平成30年・32週(8月6日~8月12日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が1例ありました。潜在性結核感染症でした。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が6例ありました。
食中毒予防3原則(食中毒菌をつけない、ふやさない、やっつける)の徹底と、石けんと流水による手洗いでヒトからヒトへの二次感染を防ぐことが重要です。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした

5類感染症(定点把握対象疾患)
・ヘルパンギーナは5週続けて増加し、久慈地区で警報値(定点あたり患者数6人)を超えました。
発熱と口の中に現れる水疱性発疹を主症状とするウイルス感染症で、岩手県においては、例年9月上旬まで報告数の多い状況が続くので注意が必要です。
予防には、患者との濃厚接触を避けること、手洗いやうがいを十分に行うことが重要です。

・RSウイルス感染症は、中部及び奥州地区で報告数が多くなっています。乳幼児は重症化しやすいので注意が必要です。
咳エチケットや手洗いによる予防が重要です。

・夏休みが終わり、学校等で集団生活が再開されると感染症が流行する可能性が高くなります。
手洗いをはじめとした基本的な予防対策が重要です。


【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年8月17日更新)