2018年07月06日

今週の注目感染症 平成30年・26週(6月25日~7月1日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。

2類感染症 ・結核の報告が7例ありました。

3類感染症 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が、県央地区から2例ありました。今年11例目です。
      例 年、7月から9月に報告数が多くなるので注意が必要です。
      食中毒予防3原則(つけな い、ふやさない、やっつける)の徹底と、石けんと流水による手洗いで、ヒトからヒト への二次感染を防ぐことが重要です。

4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。

5類感染症(全数把握対象疾患)
・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が、中部地区から1例ありました。患者は80歳代の女性です。
・百日咳の報告が、二戸地区から3例、奥州地区から1例ありました。今年23例目です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、県内の多くの地区で前週より増加しました。ノロウイルス等による集団感染事例 は、4月からこれまでに38例発生しています。  少量のウイルスで感染するので、石けんと流水による十 分な手洗いで予防することが重要です。
・伝染性紅斑(リンゴ病)は、宮古及び中部地区で2週続けて警報値(定点当たり患者数2人)を超えま した。
妊婦の方が感染すると、胎児に影響することがあるので注意が必要です。
・咽頭結膜熱、手足口病及びヘルパンギーナは、夏季に流行する小児の感染症です。
 予防には、手洗い をしっかり行い、タオルの共用を避けることが重要です。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年7月6日更新)