2019年04月12日

今週の注目感染症 平成31年・14週(4月1日~4月7日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。
       潜在性結核の報告はありませんでした。
3類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
4類感染症 ・デング熱は、中部地区から国外感染例の報告が1件ありました。本疾患は、蚊が媒介する感染症です。
海外の流行地域に渡航する場合には、肌を露出せず虫除け剤を使用するなど、 蚊に刺されないような対策が必要です。
帰国後、体調に異常がある場合は、医療機関に渡航歴を伝えることが重要です。
      ・E型肝炎の報告が、中部地区から1例ありました。患者は40歳代の男性です。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が、中部地区から1例ありました。
 患者は50歳代の女性です。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・感染性胃腸炎は、ノロウイルスによる集団感染事例が盛岡市の保育所と大船渡地区のこども園で発生しました。
 また、乳幼児期に感染しやすいロタウイルスによる胃腸炎の報告数が増加しました。
 例年、ロタウイルスによる胃腸炎は、3~5月にかけて増加するので今後も注意が必要です。
 なお、任意ですが、ロタウイルスのワクチン接種を受けることができます。
 希望される方は、医療機関にお問い合わせを。
・溶連菌咽頭炎は、二戸地区で警報値(定点当たり患者数8人)を超えました。
 その他に、盛岡市 及び県央地区でも多くなっています。


【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成31年4月12日更新)