2018年12月07日

今週の注目感染症 平成30年・48週(11月26日~12月2日)

1類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症 ・結核の報告が2例ありました。
3類感染症 ・腸管出血性大腸菌の報告が二戸地区から2例ありました。
4類感染症 ・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・百日咳の報告が中部地区で1例、二戸地区で1例ありました。
・風しんは、関東地方を中心に流行しています。
本疾患はワクチンによって予防可能です。ワクチン接 種を希望される方は医療機関にご相談ください。

5類感染症(定点把握対象疾患)
・伝染性紅斑(リンゴ病)は、久慈、県央、宮古地区で警報値(定点あたり患者数2人)を超えました。
多くの地区で報告数が増えており注意が必要です。
小児を中心にみられる流行性発疹性疾患で両頬の 紅斑に続き四肢にレース状の紅斑が出現します。
妊婦の方が感染すると胎児に影響することがあるの で注意が必要です。
・咽頭結膜熱は、宮古地区でさらに患者が増加し、5週続けて警報値(同3人)を超えています。
引き続 き注意が必要です。
主症状は、発熱、咽頭炎、結膜炎で、患者との濃厚接触やタオルの共用を避け、 うがいや石けんと流水による手洗いが重要です。
・インフルエンザは、県内の5地区で報告がありました。
今後の動向に注意が必要です。
予防には、ワ クチン接種や体調管理、こまめな手洗いが重要です。
ワクチンは接種から効果が現れるまでに2週間程 度かかるため、早めの接種が勧められます。
接種については、事前に医療機関へご確認ください。

【岩手県感染症情報センター より参照】
(平成30年12月7日更新)